講演者 : 沈昭良 | 写真家、キュレーター、台湾芸術大学兼任副教授
モデレーター : 阮慶岳 | 元智大学教授、建築家、作家、キュレーター
日時 : 2019年11月16日 (土) 14:30-16:30
場所 : 国立台湾博物館南門園区‧小白宮 (台北市中正区南昌路一段1号)
【講座紹介】
「写真撮影」をビジュアルの運び手や展示スタイルにすると、言葉や文字に求められる読む・聞くという識別のハードルがなくなるため、文化の拡散を担う媒体としては最良なのかもしれない。作者の沈昭良は20年にわたり、長期間におよび取り扱う様々なテーマや撮影手法を通じて、その土地ならではの社会的風景を記録している。テーマが設定されたフォトドキュメンタリーから現代アートに至るまで、沈昭良と氏の写真制作は文化拡散の過程においてどのような役割を果たしているのだろう? レンズ越しに垣間見える歴史的背景、社会的意義、写真家と被写体との関係性などは、どのように見出され解釈されるのだろう ? 講座では、写真制作のパワーを是非感じていただきたい。